ろべると・ばっじおの日記

盛りあがりに欠けるゲーム。

例年どおりモチベーションで上回る南米王者が、準備不足の欧州王者を叩いたという印象はぬけない。欧州王者がしっかり準備してこの大会に挑めるようになるのは、いつのことなんだろう。

インテルナシオナルは守備を固めてカウンター狙い。特に相手がバルサだからというわけではなく、彼らはこういう戦い方を今までもしてきた。またバルサ対策もしっかりしていた。ロナウジーニョ、ジュリーの背後をカウンターで狙う。特に10番イアルレイのドリブルはバルサにとっても驚異だっただろう。

それに対してバルサはちょっと研究不足だった。左サイドのロナウジーニョにはボールが入るものの、そこからの工夫があまりにもなかったと思う。バルサはゴールエリア前まで何度も攻めあがるも、インテルナシオナルの粘り強い守備にはね返されることを繰り返すばかり。エトー、メッシを欠く攻撃陣では、がっちり固めた相手守備網を切り裂くには至らなかった。

準決勝でのゴールラッシュを見て、バルサの大会にかける意気込みを感じていたのだが、最後はコンディション調整、日程調整など選手だけではどうしようもない部分での２チームの違いが露わになった形。

欧州クラブが万全の体制で今大会に挑めるようになるには、国内リーグの日程調整、そして大会の権威、大会の意義などを問い直す必要があるように思う。